ジャパン九州ツーリスト株式会社  Japan KYUSHU Tourist

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旧門司米穀倉庫 (福岡食糧事務所門司倉庫)

米の価格調整のために、全国で7か所に建設された国立米穀倉庫の一つ

 

門司が選ばれた理由は水陸交通の要衝であり、背後に北九州工業地帯という膨大な市場を
抱えていること。倉庫は、大正158月に起工して翌年10月に第一期五棟が竣工した。
翌年に第二期五棟も完成し、合計1万㎡の倉庫群は10万石(1,800t)の収容能力を持っていた。
門司築港(株)が鉄道省線と倉庫を結ぶ鉄道工事を行い、1.5kmの路線は昭和42月に運送を開始した。

 

 

●大きな切妻屋根の十棟

倉庫であるだけに特別の装飾がなされているわけではないが、一棟約1,000㎡の倉庫が約6.3m
間隔で十棟、鋸の歯のように軒を連ねる。けらば(切妻屋根で斜めの上部二辺の箇所)には
スクラッチタイル、三角の切妻部には小口タイルが張られ、そのデザインにアクセントを付している。
倉庫内部は、米穀貯蔵の除湿のために床は木煉瓦敷で、近代化された理想的な構造をもつものと
評価されている。

 

 

●米穀集散市場としての門司 

倉庫の年間保管積数は昭和58年頃まで50万t前後(ピークは昭和52年度の74万t)で、利用率は
90%を超えている。昭和58年から激減して15万t前後、利用率も20%を割るようになった。
取扱は外国産麦が入庫の大半を占めていたが、昭和40年代には1万t程度の国内米が主となった。

 

 

倉庫は平成63月で閉鎖となり、現在は使用していない。現在所管している福岡食糧事務所は、
平成14年に民間への売り払いを決めたが、保存・活用を求める北九州市に、この建物の再利用を
方法を委ねている。北九州フィルムコミッションの斡旋で、時折テレビドラマ・映画の撮影に使われている。


●竣工時期
 1927年(昭和2年)【1期工事】
 1928年(昭和3年)【2期工事】

●構造
 鉄筋コンクリート造瓦葺き平屋

●所在地
 門司区大久保2-10-1

●建築主/設計者/施工業者

 農林省/不詳/大林組


  

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