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くろがね線

                                   近代化産業遺産 製鉄編

八幡製鐵所の戸畑地区と八幡地区を結ぶために敷設した構内専用鉄道。

1927年(昭和2年)起工し、3年の歳月をかけてつくり1930年(昭和5年)に完成した。
その工事は製鉄所の社員で行っており、中間地点に当たる総延長1180mの宮田山トンネルは
出水等に見舞われて難工事だった。

    


この設計は、河内貯水池建設の総指揮である沼田尚徳で、宮田山トンネルの洞門は
凝った意匠が施されている。
  
           戸畑側                        八幡側
戸畑側入口はローマの古い城壁をかたどったデザイン。

八幡側入口はギリシャ・ローマの古典を倣ったルネッサンス風


●使用目的
開業当初は戸畑で出来た銑鉄を八幡に輸送し精錬した、一方で八幡で出来た鉱滓を戸畑に
輸送し戸畑地区拡張のための埋立に使われた。
現在では、半製品のスラブ、ホットコイルやレール等の輸送に使われています。

  
 戸畑の一枝地区から宮田山トンネルへ          宮田山トンネル戸畑側入口

  
  宮田山トンネル八幡側入口               トンネルを抜けて八幡へ

  
 枝光の県道を渡る架構:スペースワールド側   枝光駅側架構(現在はLNG配管用に使用)

  
  今は珍しい、リベット継手の架構 (枝光)

 


琵琶湖疏水の山トンネル東口にも似ている八幡側洞門
    
      くろがね線 八幡側洞門                 琵琶湖疏水 山トンネル東口
このことは、設計者沼田尚徳琵琶湖疏水の設計者の田辺朔郎の著書の愛読者で、
学生時代に良く目にした琵琶湖疏水を参考にしたのではないだろうか。

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